Codexが作ったHTMLをデプロイせず1分でリンク共有する方法
Codexのコードレビュー、実装計画、UIモックアップを単一HTMLにし、リポジトリやデプロイ環境なしで一時リンク共有する方法です。

Codexに「完全な単一HTMLファイル一つ」を作らせ、HTML2WEBへアップロード すれば、デプロイせずブラウザーリンクで結果を送れます。重要なのは、 Codexに既存ソースを変更させず共有成果物だけを作らせ、公開前に根拠、 モバイル表示、秘密情報を確認することです。
Codexの結果がリポジトリ外で読みにくい理由
Codexはコードの理解、修正、レビューに強く、開発者ならdiff、コミット、
ターミナル出力から文脈を読めます。しかしPM、デザイナー、顧客へ
git diff や localhost:3000 を送るのは良い引き継ぎではありません。
単一HTMLレポートは次の隔たりを埋めます。
- ブラウザーだけで開ける。
- 要約、表、根拠、視覚的な優先度を一画面にまとめられる。
- 相手にリポジトリや開発サーバーの権限を渡す必要がない。
- レビュー終了後にリンクが失効する。
HTMLはコード変更そのものではなく「人がレビューする成果物」として扱います。
1. Codexに共有用ファイルだけを作らせる
次のプロンプトをコピーし、[内容] を実際の作業へ置き換えます。
次の作業結果を共有用の単一HTMLファイルにまとめてください。
保存先: ./review/report.html
作業境界:
- 既存ソースファイルは読み取り専用で、変更しない。
- ./review/report.html 一つだけを新規作成する。
- 発見した不具合はこの作業で修正せず、レポートに記録する。
内容:
- [今回の変更のコードレビュー結果または実装計画]
- 最上部に結論3〜5行と次の行動3件。
- 対象範囲、対象外、確認方法を明記。
- 各主張に実際のファイルパス:行番号を根拠として表示。
- 未確認は「未確認」、根拠のない計画は「仮定」と表示。
- コードを読まないPMとデザイナーが理解できる言葉で説明。
ファイル要件:
- <!doctype html>から</html>までの完全な文書。
- CSSと小さなJavaScriptはファイル内へインライン化。
- 外部CDN、Webフォント、相対パス画像、ビルドツールは禁止。
- header、main、section、article、footerを意味に合わせて使用。
- 表にcaptionとth scopeを含める。
- 360px幅で横方向のレイアウトが壊れないようにする。
- html lang="ja"、意味のあるtitle、画像alt、キーボードフォーカスを含める。
- システムフォントを使用し、ファイル全体を1MB以下にする。
セキュリティ:
- APIキー、トークン、パスワード、接続文字列、個人情報、顧客データ、
内部ホスト名、社内URLを含めない。
- 必須の例は<redacted>で加工。
- 完成後に秘密情報候補と外部素材パスを再検査して報告。
OpenAIのCodex文書で現在のプロダクト
画面と使い方を確認できます。同じレポート形式を繰り返すなら、リポジトリ
の AGENTS.md に共有成果物のルールを書けます。Codexは作業開始時に
適用範囲の指示を読みます。
2. 内容と画面をローカルで確認する
変更範囲を先に確認する
git status --short で既存コードが一緒に変更されていないか確認します。
レポート作成と不具合修正を混ぜると、レビュー対象とレビュー結果の境界が
消えます。
git status --short
open review/report.html
共有ファイルをリポジトリに残さない場合は、作業後に追跡対象から外します。
すでに追跡中のファイルを誤って削除したり .gitignore で隠したりしては
いけません。
画面とアクセシビリティを確認する
MDN HTML要素文書
を基準に、見出し順、表ヘッダー、リンク、画像代替テキストを確認します。
開発者ツールで幅を360pxへ縮め、Tab キーだけでリンクを移動します。
- 要約が最初の画面に見えるか。
- 表とコードが狭い画面でも読めるか。
- 色だけで重大度を区別していないか。
- 根拠リンクと
ファイルパス:行番号が実際に正しいか。 - コンソールに赤いエラーがないか。
秘密情報の候補を探す
grep -nEi 'api[_-]?key|secret|token|password|bearer|-----BEGIN' review/report.html
grep -nEo '(src|href)="[^"]+"' review/report.html
ls -lh review/report.html
これらのコマンドでは、メール、実際の顧客名、画像に写った情報をすべて 見つけられません。最後は人が確認します。
3. 一時URLへ変換する
準備できたらHTML2WEBのHTML-to-URLツールへアップロード
するかHTMLを貼り付けます。ログイン不要の無料経路は1MBまで、30分・
1時間・24時間から有効期限を選べます。標準は1時間、共有結果には標準で
noindex が適用されます。
会議中に見るなら30分、今日中に意見を受け取るなら24時間が便利です。 結果はシークレットウィンドウで開き、相手に失効時刻も伝えます。
共有後に壊れる四つの理由
画像とCSSがローカルパスを参照する
./assets/chart.png と ./style.css は作成者の端末にしかありません。
スタイルを単一ファイルへ入れ、画像を公開HTTPS URLまたは小さなインライン
SVGへ変えます。
CDNが遮断される
社内ネットワークでは外部JavaScriptやフォントCDNが遮断される場合が あります。最初の確認ファイルは外部ネットワーク依存を最小化します。
Base64画像が容量を埋める
複数のスクリーンショットをインライン化すると1MBを超えやすくなります。 比較に必要な画像だけ残し、その他は表と説明へ変えます。
HTMLがMarkdownコードフェンスに入っている
CodexがHTMLを .md のコードブロックへ保存すると、ブラウザーページでは
なくコードとして見えます。完全なHTML文書を .html ファイルへ保存する
よう再依頼します。
共有レポートとコード修正を分ける
コードレビューを作りながら発見した問題まで直すと、変更ファイルと説明が 同じ作業に混ざります。最初に読み取り専用の分析とレポートを作り、人の 確認後に修正作業を別に始めます。
Codexが作ったレポートを必ずGitへコミットする必要もありません。継続 管理する原本はMarkdownにし、HTMLは必要なとき再生成する方がdiffを 読みやすく保てます。
一時リンクと本番デプロイの境界
| 目的 | 一時HTMLリンク | 本番デプロイ |
|---|---|---|
| 寿命 | 30分〜24時間 | 継続運用 |
| 対象 | レビューレポート、計画、モックアップ | プロダクトページ、文書サイト |
| 検索 | 標準 noindex |
必要に応じてインデックス |
| 運用 | 単一ファイルの確認 | ドメイン、バージョン、監視 |
顧客に残すURL、利用者入力、固定ドメイン、検索流入が必要なら本番 ホスティングを選びます。
パスワードはリンク漏えいに対する補助境界です。APIキー、個人情報、顧客 データはパスワードの有無にかかわらず公開しません。
よくある質問
Codexアプリ・CLI・IDEで作ったファイルをすべて使えるか
最終結果が完全な .html または .md ファイル、もしくはコピーできる
本文なら同じ公開フローを使えます。
Markdownのままアップロードできるか
できます。表とコードブロック中心の編集可能な文書ならMarkdownが単純です。 視覚比較やレイアウトが必要な場合にHTMLを選びます。
失効前に内容を修正できるか
公開後の管理リンクを保存していれば、同じ共有を更新または削除できます。 管理リンクとトークンは閲覧URLと分け、公開チャンネルへ貼り付けません。
失効したリンクを復活できるか
元ファイルから新しいリンクを作れますが、失効したURLを恒久URLとして 使うべきではありません。繰り返し必要なら本番ホスティングへ移します。